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光明相模原vs百合丘

竹内(光明相模原)
ともに3安打ながら、長打とミスが明暗分ける
両チームともに3安打。しかし、こういうスコア差になってしまったのは、長打とミスの差だった。
力強く振ってくる光明相模原打線に対して、 百合丘 の菅原君はコースを突きながらかわしていくというスタイルで抗戦したが、少し甘く入ったところを捕まった。2回、光明は四番柴山君が目の覚めるような本塁打を左翼へ放った。両翼97mあるという日大高校グラウンドだが、文句なしの本塁打だった。
さらに3回にも、八番竹内君が中越へこれまた大きな二塁打を放つと、バントで進め犠飛で帰した。その直後、二番古川君が右中間もっとも深いところへ放り込んで3―0となった。
3点を追いかける 百合丘 だったが、光明の左腕竹内君の力強い投球をなかなか打ち崩せなかった。竹内君は身長はそれほど高くはないが、胸板は厚く、鍛えられた体という印象だ。重そうなストレートが小山捕手のミットに叩きつけられていたが、タテのスライダーもキレ味がいい。プロのスカウトもチェックしているというくらいの逸材である。
百合丘 各打者はファウルが多くなっていたが、これは臭いところをファウルにしているというのではなく、討ちにいっているのに力に押されてファウルになってしまっているという感じだった。それでも、空振りしないでついていっているので、辛うじてファウルになったという打球が多かった。それでも、結局三振は10個。とくに三振を狙っているという投球でもなかったようなのに、それだけ三振を獲っていたのはやはり球に力があったということであろう。
7回にも光明は、3人目の田辺凛君に対して死球の走者をバントで進めると、二つの送球ミスで加点。8回にも四球の走者が失策絡みで進み、三振捕逸の間に生還するという幸運な得点を重ねた。
さすがに、こういう失点をしてしまっては 百合丘 としては苦しかった。「ウチはそんなには打てるとは思ってはいませんでしたが、3安打でしたか。えっ? 向こうも3安打? そうですか、長打とミスの差ですね。余裕がないことで起きるミスが多すぎましたね。3点差でついていって、7回のようなワンチャンスで何とかしないといけませんね」と、宮地洋人監督に両チーム共に3安打だったということを伝えると、少し驚いた様子だった。しかし、試合としては数少ない好機となった7回の満塁の免機を悔いた。その後にミスによる失点をしてしまっただけに、なおさらダメージは大きかったようだ。
それでも、 百合丘 としてはこの試合四番手として投げた1年生の佐々木君が失策で失点しながらも左腕から大きなカーブを駆使して投げられたことは収穫だったようだ。「秋以降の秘密兵器として楽しみな選手だったのですが、もしかしたら、夏にも戦力になるかもしれません」と宮地監督の期待も高い。兄の大貴君は今春 百合丘 を卒業したが、捕手としてチームをリードしていた選手だった。
(文=手束 仁)


























