2009年11月01日 皇子山球場

大阪桐蔭vs立命館宇治

2009年秋の大会 第62回近畿地区高校野球大会 準決勝

中野悠佑 投手(大阪桐蔭)


大阪桐蔭、1年生右腕が好投。6年ぶりの決勝進出!


 近畿大会は準決勝が行われ、大阪桐蔭神戸国際大附 が決勝に駒を進めた。大阪桐蔭が勝てば6年ぶり、 神戸国際大附 が勝てば5年ぶりの近畿制覇となる。決勝は3日12時から行われる。

 大阪桐蔭期待の1年生右腕・中野悠佑が先発し6回を3安打1失点と好投。7回はリリーフした山中響佑(2年)が締めてコールド勝ち。エース・福本翼(2年)の温存に成功し、6年ぶりの決勝進出を決めた。

 この日の朝に西谷浩一監督から先発を告げられた中野。「(準決勝、決勝の)福本さんの連投はないと思っていたので、準備はしていました」と話す通り、公式戦初登板とは思えない物怖じしないピッチング。

 打線も「中野の為にじゃんけんに勝って先攻を取った」と西谷監督の言葉通り、1回、2回と繋がり2点ずつを奪って中野を援護。

 怖いもの知らずの1年生右腕はその後もスイスイとリズミカルに立命館宇治を0に抑えていく。「5回まで持ってくれれば」という指揮官の願いを上回った。 「インコースへの直球と外のスライダーが良かった。気持ちいいです」と振り返った中野。ベンチ入りはこの近畿大会が初めてになるが、入学当初からAチームに入り遠征に帯同するなど練習試合での経験は豊富だった。しかし8月に疲労から肘を痛め、秋の大阪府予選中盤まで投げられない状態が続いたという。だがピッチングを再開した後は好調な状態が続いた。くしくも時期を同じくして、府予選でベンチ入りしていた大家淳徳投手(2年)が故障。入れ替わる形で近畿大会からベンチに入った。「投げられない苦しみはわかります」と1年生右腕は先輩を気遣った。

福本主将が「目標」と話していた明治神宮大会出場まであと1つ。今度は休養十分のエースが、いよいよ 神戸国際大附 (兵庫)との頂上決戦に臨む。

(文=松倉雄太


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